マカフィーは4月8日、2008年3月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、同社製品「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。
企業におけるウイルス検知数では、「Generic!atr」が812件で1位、「Generic.dx」が629件で2位、「VBS/Psyme」が510件で3位となった。ウイルスを検知したマシン数では、「Generic!atr」が2238台で1位、「Generic.dx」が1329台で2位、「Spy-Agent.bv.dldr」が987台で3位となっている。
ウイルスでは、USBなどの外部メディア経由で感染するワーム「W32/Autorun.worm」ファミリーが生成する「autorun.inf」を検知した「Generic!atr」が2ヶ月連続で企業別、マシン別両方でトップにランクインしている。また、「Spy-Agent.bv.dldr」が上位に上がっているが、これはここ数ヶ月にわたって世界中にスパムを通じて拡散しているトロイの木馬で、亜種が発生して続けている。
企業におけるウイルスのファイル数では、「W32/Fujacks!htm」が4万9692で1位、「W32/Pate.b」が1万6753で2位、「Generic.dx」が1万5577で3位となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は「Generic PUP.g」が775件で1位、「Adware-GAIN」が559件で2位、「Exploit-MIME.gen.c」が548件で3位となった。
マシン数では、「Generic PUP.g」が1172台で1位、「Exploit-MIME.gen.c」が1090台で2位、「Adware-GAIN」が784台で3位となっている。ファイル数では、「Exploit-MIME.gen.c」が8万4511で1位、「Generic PUP.g」が3万3311で2位、「Adware-GAIN」が2万0080で3位となった。PUPでは、多少の順序の移動はあるものの、トップ10の内容にほとんど変化がなかった。
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