McAfeeは、映画「スーパーサイズ・ミー」でファーストフードを30日間食べ続けたMorgan Spurlock氏からヒントを得て、ボランティアを募りある実験をした。ボランティアは、インターネットを1日1時間利用し、あらゆる種類のニュースレターの登録やフォームへの情報記入を実行した。そして、その体験をブログに書くよう依頼された。
McAfeeは米国時間7月1日、「Spammed Persistently All Month(S.P.A.M.)」と命名されたこの実験の結果を公表した。
1月間で蓄積されたスパムメッセージは10万4000件で、受信者あたりに換算すると1日約70件となった。また、実験に使われたノートPCが受信した全電子メールの87%がスパムという結果も得られた。ただし、これらは、さほど驚くべき結果ではない。
McAfee Avert Labsのセキュリティリサーチおよびコミュニケーションズ担当ディレクターであるDave Marcus氏によると、驚くべきことは、外国語のスパムの件数だという。そのうち最も割合が高かったのは、ドイツ語とフランス語だったという。
他に次のような結果も得られた:
女性より男性の方が多くスパムを受信(1日60.6件に対して76.6件)。
スパム最多受信国は米国。ブラジル、そして、イタリアがそれに続く。
ナイジェリア詐欺メールは米国より英国で一般的。
また、少なくとも筆者にとって興味深かったのは、McAfeeの調査結果がSymantecの調査結果と似ていたことだ。McAfeeは全世界で50人の参加者を得たが、Symantecは世界に多数存在するDeepThreat Networkのコンピュータを利用した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス