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「ケータイの未来はSF小説の中にある」--元ドコモ夏野氏が熱弁 - (page 2)

永井美智子(編集部)2008年07月07日 20時31分
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「フツーの人がフツーに使える未来を」

 今後注目すべき分野として、夏野氏が挙げたのは4つの要素――人工知能(AI)、出入力、生体認証、電池――だ。人工知能は個人秘書やコンシェルジュのように人の生活をサポートし、お勧めを教えてくれるものだという。「生活ケータイのつぎはAIケータイだ」(夏野氏)

 出入力は新たなディスプレイ装置や音声認識などの技術を指す。「端末の物理サイズ=能力、ではない」(夏野氏)

 生体認証については、個人を認証することに付加価値が付けられると見る。ただ、プライバシーの問題などがあり、メリットとデメリットをきちんと議論していく必要があると指摘した。

 電池については、燃料電池のほか、非接触充電にして、あらゆる場所に充電台を置くなどの可能性があるという。また、数十年先まで考えた場合には、量子レベルでのエネルギーを活用した「量子エンジン」の可能性があるのではないかとした。

 最後に夏野氏は、「すべてはフツーの人のために」というキーワードを掲げた。「エンジニアのためのコンセプトであったり、製品を作ることや研究が目標になっているのは、成果を焦って取りに行っているような感じがする。『とりあえずモノを出せばゴール』となっている人は多いが、そのモノが世の中に広まって、初めて社会的な効果が生まれる。普通の人に使われるために何が制約になっているのか。技術、制度、啓蒙活動などをどうしたらいいかと全体的に考えないと、課題が見えなくなる」(夏野氏)

 「フツーの人がフツーに(新技術を)使える未来を、みなさんと実現していけたら」(夏野氏)

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