全体的な傾向としては、女性は「お小遣い帳/家計簿をつける」や「お菓子コーナーをうろうろしない」、そして「通話ではなくメールを利用する」など、小さなことをコツコツと努力している傾向が強い。
その一方で、男性は「アルバイトをする」や「ガマンする」など、稼ぐか使わないかという極端な意見が多く見受けられた。
Q3では、貯金をしているかどうかと今後の利用意向を尋ねた。その結果、貯金を「行っており、今後もすると思う」と回答したユーザーは54.5%で半数を超えた。また、「現在は行っていないが、今後はしようと思う」は40.4%となり、10代男女の95%は貯金に対して積極的な意思を見せている。
データがあるわけではないので正確な事は言えないが、これまでの10代と言えば消費という意識が強く、貯蓄という意識など毛頭になかったのではないかと思われる。それが、年金問題や終身雇用制度の崩壊、また近年の物価上昇により、貯蓄とは一番馴染みの薄い10代の意識にまで変化をもたらしているのではないだろうか。
貯金の利用実態を男女別にみると、それほど大きな違いはないものの、男性は女性に比べ「行っており、今後もすると思う」と回答したユーザーが5ポイント以上高く、男性の方が貯金をしている傾向が強いことがわかった。今後の貯蓄意向については女性の44.2%が「現在は行っていないが、今後はしようと思う」と回答しているのに対し、男性は35.8%にとどまっている。また、「現在は行っていないし、今後もするつもりはない」というユーザーも5.2%と多い傾向にある。
上記からもわかるように、男性の大半は堅実的に貯蓄を行い、ある一部のユーザーにおいては貯蓄を行わない刹那的消費スタイルが取れられている。女性においては、貯蓄をしている割合は若干低いが、その必要性は大いに感じている。しかし、実際貯蓄が出来るかどうか、というのが10代男女の実態ではないだろうか。
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本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象:15歳〜19歳のモバイルユーザー345人
調査期間:2008年6月20日〜2008年6月23日
調査方法:モバイルリサーチ
調査機関:ネットエイジア
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