もし「Albany」をお探しならば、Circuit Cityに行ってみるとよいだろう。
Microsoftは米国時間7月2日、Albanyという開発コード名で知られていたOfficeの新サブスクリプションサービスが、「Microsoft Equipt」という名称で、まずはCircuit Cityで発売されることを明らかにした。
この新たなサブスクリプションサービスの根底にあるのは、より多くのPCの新規購入者に、Officeの購入を促すアイデアである。実のところ、ほとんどの人々はPCの新規購入時に、セキュリティソフトウェアのサブスクリプション購入を同時に行うものの、Officeを同時に購入する人は多くはない。
Microsoftは、多くの人々がセキュリティソフトウェアには進んでお金を払うのに、Officeに関しては、(それが以前の古いバージョンであれ、海賊版であれ)無料で使えるものを選ぼうとする傾向が強いという事実に着目した。MicrosoftグループプロダクトマネージャーのBryson Gordon氏は「PCにセットで付くものとしては、基本的にセキュリティが筆頭に挙げられる」と述べた。
Equiptは、サブスクリプション版のOffice HomeおよびStudentに、Microsoftが提供するウイルス対策製品となる「OneCare」をバンドルしており、OneCare単体での推奨購入価格より20ドルだけ高い、年間69ドルの利用価格が設定されている。
Gordon氏は、あまりPCのヘビーユーザーでない人の中には、PCの購入時にOfficeがセットされていると思ったものの、実は家に帰ってみると、Officeの試用版だったことに気づいて、がっかりしてしまうケースもあることを紹介しつつ、「この時点で多くの人々は、(古いバージョンの)Officeを求めて引き出しを探し始める」と語った。
Equiptは、まずCircuit Cityで発売されるものの、独占的な販売契約が結ばれたわけではなく、Gordon氏は、他の販売チャンネルや、米国外での発売も選択肢となり得ると述べている。また、Microsoftが、年内に他の小売業者とも販売契約を結び、PCメーカーを通じて、またはオンラインでといった、別のルートからの販売も最終的になされる予定であると、Gordon氏は明らかにした。
Equiptを小売店の販売棚に陳列しておくだけでなく、Microsoftは他にも、Best Buy傘下のGeek Squadなど、いわゆる技術サポート会社によるインストールサービスの提供も視野に入れている。
また、少なくとも現在のところは、OneCareのサブスクリプションをEquiptへとアップグレードすることはできないが、それも将来的には可能になると、Gordon氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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