昨年より20日も早く入梅となった今年、最近の朝の日課は天気予報のチェックとなり、降水確率を気にしつつカバンに折りたたみ傘を入れて出勤、週末の予定も天気予報に左右される生活である。
恐らくテレビ、ラジオの天気予報をもとに行動する人が大多数だと思うがネットの世界では、どの天気予報サイトが最もよくみられているのか?
以下に5月の天気予報関連サイトの利用動向を見てみる。
サイト名(ドメイン) | 利用者数(単位:千人) | 一人当たり利用時間(分:秒) |
---|---|---|
Yahoo!天気情報(weather.yahoo.co.jp) | 10,683 | 08:50 |
気象庁(jma.go.jp) | 1,842 | 17:07 |
ウェザーニュース(weathernews.jp) | 1,150 | 13:09 |
tenki.jp(tenki.jp) | 838 | 10:12 |
goo天気(weather.goo.ne.jp) | 592 | 05:16 |
Yahoo!天気情報の利用者が1千万人超と圧倒的に多い結果となったが、気象庁、ウェザーニュースなども100万人を超える利用者を集めている。
一人当たりの利用時間では、時間の一番短いgoo天気でも5分以上の利用となっている。
天気予報サイトを使えば地域を絞り込んだピンポイント天気なども簡単に見ることができるため、自身の行動範囲内で、より詳しい情報はネットを使って、しっかりとチェックという利用者も多いのではないだろうか。
利用者の属性でみると、各サイトとも男性の利用率が高く、Yahoo!天気情報では62%、気象庁では72%、ウェザーニュースで66%等となっている。年齢別では、20代後半から40代の利用率が高い傾向にある。
各サイトともに天気予報士によるブログを展開したり、動画による天気予報を配信するなど、関連コンテンツにより特色を持たせようとしているなか筆者が気になったのは、ウェザーニュース社が提供している「10分天気予報」というコンテンツである。
これは携帯電話を使った利用者参加型プロジェクトで、実際の天気をリアルタイムに報告してもらい、1時間先までの10分ごとの天気を予報するというもので、天気予報自体にも独自性を持たせようという試みである。
CGMという言葉が広く使われはじめて久しいが、実際の天気を報告しあうようなサイトがあれば週末の予定を立てるのも、もっと簡単になるのかもしれない。天気予報の世界での利用者参加型のコンテンツの今後の動向に注目したい。
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