シャープは6月30日、家電製品として初めて、液晶テレビAQUOS Rシリーズに「グリーン・エネルギー・マーク」を貼付すると発表した。7月1日に発売予定のAQUOS Rシリーズ「LC-65RX5-B/T」と「LC-52RX5-B/T」、「LC-46RX5-B/T」の各2色、全6機種が対象となる。
グリーン・エネルギー・マークは、グリーンエネルギー認証センターが今年5月に新たに制定したロゴマーク。製品などの生産時に消費される電力の一部が、太陽光や風力、水力、地熱などの自然エネルギーによって発電された「グリーン電力」によって賄われていることを示す。
自然エネルギーによる電気は、「電気そのものの価値」以外に発電時にCO2排出がないことなどの「環境価値」を持っている。この環境価値を電気と切り離して「証書」にし、企業や個人が取引できるようにしたのがグリーン電力証書制度だ。
今回、シャープが購入するグリーン電力証書は、全国の太陽光発電システムが発電するグリーン電力の環境付加価値を証書にしたもの。購入する証書をもとに、AQUOS Rシリーズの組み立てに必要な電力の10%をグリーン電力で賄うこととして、それを示すグリーン・エネルギー・マークをAQUOS Rシリーズに貼付する。
なお、シャープでは、秋以降グリーン・エネルギー・マークを順次貼付していくと説明している。
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