「はてな村」、というものをご存じだろうか。ただし、いわゆる「はてな」のサービスを利用している人を指す言葉ではなく、ゲームのはてな村のことである。
これはブロガー「dropdb」さんが先日、立ち上げたサービス。brassiereが提供するCGIを利用し、独自にカスタマイズをしている。現在、この村の人口は188人。
詳細は当人のブログ記事に詳しい。
» はてな村を発展させるゲーム。 - $ dropdb 人生
シミュレーションRPGのようなもので、ユーザは自分の能力や体力、金銭を増やしていく。掲示板などもありコミュニケーション要素も高い。仕事を獲得し、金銭を得る。また株を売買し金銭を増やすことも可能。かなり誇張していうならば、「2次元のSecond Life」と言えなくもない(さすがに言い過ぎだが・・・)。
このベースとなるゲームは目新しいものではなく、スクリプト自体は2004年のものだ。しかし、それでも固定ファンを集め村は発展しているようだ。専用のWiki「hatenamura @ ウィキ」もできている。
このようなシンプルなゲームは、Webサービスとして昔から多くの利用者を集めることも少なくない。日本でもモバゲーやmixi、グリーなど携帯ユーザが多いSNSでは、シンプルなゲームが多くの利用者を集めている。
また、海外では、自分でゲームを創ることができるプラットフォームの「Mygame」があり、数多くのゲームが投稿されている。数十万回以上のプレイ数を誇るゲームもある。また同じく「The Sims Carnival」でも、ゲームを作成するプラットフォームが提供され、ユーザがプログラミングスキルなしでゲームを創ることができる。
今後、日本でiPhoneのサービスが開始されると、iPhone用のゲームもますます増えていくだろう。そして、ソーシャルメディア上にもユーザを集めるコンテンツとしてまだまだ需要はありそうだ。その結果、このようなシンプルなゲームは日本でもまだまだ増える余地があるのではないだろうか。
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