米ヤフー、上級管理職を再編--組織力を中央化

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年06月27日 09時26分
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UPDATE 差し迫った状況下にある米Yahooは米国時間6月26日、製品群、基盤技術、業務遂行の改善を目的とした計画にしたがって、上級管理職の再編成を実施したと述べた。

 新体制では、最高経営責任者(CEO)のJerry Yang氏と社長のSusan Decker氏が組織の頂点として留任する。予測されていたとおり、Ash Patel氏とHilary Schneider氏がDecker氏の直属となり、Patel氏はオーディエンスプロダクト部門を統括し、Schneider氏は米国地区における市場投入業務を担当する。

 また、人選は未定だがDecker氏直属の3人目の管理職を設置する。この人物は「洞察戦略チーム」を統括し、データや分析の使用に関するYahoo全体の戦略の中央管理と実践を担当する。Yahooは26日、この人物については数週間のうちに決定すると述べた。

 また同社は、技術組織内に複数の新しいグループを配置する。その1つであるオーディエンス技術グループはVenkat Panchapakesan氏が率いる。統括者はまだ発表されていないが、クラウドコンピューティングとデータインフラを対象とするグループも設置される。

 この2週間にYahooからは、3名のエグゼクティブバイスプレジデントや2名のシニアバイスプレジデントなど、多くの幹部が辞任した。この大量流出が、再編成計画の原因あるいは結果としてどの程度関連しているのかは明らかでないが、Decker氏は声明で再編成は数カ月前から計画されていたと示唆している。

 Decker氏は声明で、「われわれが今日実施する組織編成により、ユーザーへの優れたグローバル製品の提供と、より迅速で適切な意思決定が可能となるだろう」と述べた。「われわれは2007年、世界規模のマーケティング製品を開発するためにより中央管理された手法へ移行することに成功したが、これはそれに基づく次なるステップである」(Decker氏の声明)

 Decker氏は、「われわれはこの数カ月間、責任を明確にすることと、地域の市場要求に合わせて微調整する余地を残しつつ規模の大きさを最大限に利用することを目的に、今回の編成について慎重に計画してきた」と述べた。

 明らかに、幹部交代の少なくとも一部は、当人の意思ではなかったようである。

 Scott Dietzen氏はインタビューで、「一部の辞職は当人の意思だったが、Yahooを新しい方向へと統率するためにわれわれが決断したものもある」と述べた。同氏は、2007年のYahooによるオンライン電子メールプロバイダZimbraの買収に伴い同社に入社し、現在は「Yahoo Mail」と「Yahoo Messenger」も運営している。

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