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「10人に4人は見ていない」--危機感を抱くNHK - (page 2)

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――このサイトにアクセスしてもらうための施策は。

追杉:一般の方のブログに設置してもらうためのブログパーツの配布や、裏話などをのせたスタッフブログの開設などをしていく予定です。EYESのサイトはNHKのサイトトップページからもアクセスできますが、情報が多いページなのでEYESを探すのはなかなか難しい。より若者層に受け入れられやすい形を整えることが重要だと考えています。

――NHK内部に対する影響は。

村田:制作担当者の番組制作意欲が高まりました。民放では深夜枠を若手制作陣に開放して自由に経験を積ませる、という手法が一般的になっていますが、NHKの場合、そう簡単に話は進められません。今回EYES枠を立ち上げて内外から広く提案を受け付けたことで、若手制作陣が本当にやりたいことを実現するための受け皿ができたのではないかと考えています。

――その効果はNHKローカル局にも広がりますか。

村田:現時点ではすべて東京制作になっていますが、いずれはローカル局にも門戸を広げていくことになるでしょう。NHK地方局の制作スタッフにも「こんな番組を作ってみたい」という意欲がわいてくれば、組織全体の活性化につながります。

――そうなると、番組の改編率は高めに設定する必要がありますね。

村田:人気のある番組については長く続けていくことになるでしょうが、基本的にはこまめに改編していくのが理想的だと思っています。多くの制作陣に機会を与えることも必要ですし、せっかく外部プロダクションに開いた門戸を1度きりで閉ざしてしまっては意味がありません。よりおもしろい番組を求めて、次々に新たな番組企画提案が届けられるような状況が生まれてほしいと期待しています。

――制作面でのメリットは。

村田:現在検討中なのですが、1週間の枠にしたことでゲストを呼びやすくなる効果があるかもしれません。「トップランナー」で取り上げたアーティストが「MUSIC JAPAN」に出演し、「ケータイ大喜利」のゲスト審査員を務めるといった具合に、ゲストにとっても単発で出演するよりEYES全番組に出演していただいた方が高いPR効果が得られるのではないかと思います。

追杉:サイトも番組間の連携を強く意識しているので、番組自体も横の連携を強めていくほうがいいでしょうね。

――今後の展開を教えて下さい。

村田:12月開始予定の、番組をネットで配信する「NHKアーカイブス・オンデマンド」については、権利がクリアできる番組は対応を進める予定です。サービス上のユーザー層とEYESのターゲット視聴者層は近いので、うまくリンクしていきたいと考えています。

NHK編成局ソフト開発センターの追杉恭光氏 NHK編成局ソフト開発センターの追杉恭光氏

追杉:サイトについては、いかにNHK以外の媒体からアクセスしてもらえるかが勝負になると思います。そのための準備を一早くすすめていく予定です。あくまでも若者に届くやり方でPRしていく必要があるでしょう。「またNHKがズレたことをしている…」といったような白い目で見られないよう、注意しなければなりませんね(笑)

村田:局の承認を得ているわけではないので個人的な構想ですが、最終的にはEYESをNHK若者向け番組の総称にしていきたいと思っています。教育テレビや衛星放送も含めて、ですね。大きなパッケージ感を出すことで、より効果が高まるのではないかと思います。

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