多様な価値感を恐れるな--渡米起業家・支援家が語る日本人ベンチャーの未来(前編)

 Google様--。日本のIT業界関係者で、検索世界最大手のGoogleの絶対的地位に畏敬の念を持ち、ITの中心的存在であると認め、その動向に従い、この言葉を用いる人は多い。

 ほかにもApple、Microsoftなど、IT業界で世界規模の輝きを放つのはシリコンバレーを本拠地とする企業を代表とする海外勢で、そこに日本企業の名前はほとんどない。

 それはなぜなのか。この問題に関する分析はさまざまだが、実際にこの問題に向き合って米国で起業し、その後、同様に米国での起業を志すベンチャー経営者を支援するという活動を、足掛け8年間続けている人物がいる。シリコンバレーで起業する日本人を支援するSilicon Valley Japanese Entrepreneur Network(SVJEN)の初代代表で、現First Compass Groupジェネラルパートナーの外村仁氏だ。

 Googleの存在を意ともせず、ITのメインストリームで堂々と活躍する日本の企業が誕生するための条件は何なのか。外村氏はグローバル志向の強い日本の若い起業家の活躍を今なお信じ続け、「思い込みを捨て、多様な価値感と交わることを恐れるな」と語る。

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