Yahooは、ウェブ検索の結果をより高度な形で表示させるために同社の「SearchMonkey」テクノロジを試してみたいと考えている人に向けて、各種プラグインを集めた「Yahoo Search Gallery」のベータ版を公開した。ここには、LinkedIn、Yelp、Epicurious、Last.fm、IMDbを含む約40のサイトのプラグインが集められている。
開発者はSearchMonkeyを利用することで、Yahooの検索結果を拡充するアプリケーションを構築できる。たとえば、映画タイトルのそばに映画情報サイトのレーティング(評価)を追加したり、レストランの検索結果の隣に住所や電話番号や地図を表示させたりできる。さらに手の込んだ「infobar」というタイプの表示方法では、検索結果の近くにフレームを表示して、ユーザーがクリックすると小規模なウェブページが開くようにすることが可能だ。
SearchMonkeyギャラリーにあるプラグインをクリックすると、検索結果のサンプルとそのプラグインを追加するボタンや、実際の検索でプラグインを試用できるページへのリンクが表示される。ユーザーは、この中から各種プラグインを選んで追加し、有効または無効にできる。
「Yahoo Search」では、同社のプログラマーが開発した3つのSearchMonkey拡張がデフォルトで使用可能に設定されている。検索結果の中で動画を視聴できる動画プレーヤー、ホテルの詳細情報が表示される「Yahoo Travel」のinfobarオプション、そしてYahoo傘下の写真共有サイト「Flickr」の画像ビューアだ。
SearchMonkeyが開発者の関心に火をつけて、Yahooが検索クエリ市場で首位のGoogleに奪われたシェアを取り戻す助けになるかどうかは、今のところわからない。しかし、一部のプログラマーは、SearchMonkeyを使った開発を始めている。たとえば米国時間6月5日には、「Firefox」用プラグインのランキングを示すSearchMonkeyアドオンが追加された。
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