Take-Two第2四半期決算、「GTA IV」好調で売上高2.5倍超

文:Steven Musil(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年06月06日 15時55分

 ビデオゲームパブリッシャーのTake-Two Interactive Softwareは米国時間6月5日、予想を上回る業績報告書を発表した。4月に発売した人気シリーズ最新作「Grand Theft Auto IV」が最高記録を更新したことがよい影響を与えたようだ。

 4月30日に終了した同社第2四半期の業績結果は、純利益が9820万ドルで1株あたり利益は1.29ドルとなった。前年同期は、純損失が5120万ドル、1株あたり損失は71セントだった。売上高は前年同期と比べ2.5倍以上になった、5億3980万ドル。これは、アナリストの平均予想である4億9910万ドルを大きく上回るものだ。

 Take-Twoはまた、2008年の業績予測を上方修正している。

 同社は、第3四半期の売上高を3億2500万ドルから3億7500万ドルと予想しており、特別項目を除いた1株あたりの利益を45セントから55セントの間としている。

 Take-Twoは5月、Grand Theft Auto IVが発売日の4月29日に過去最高の3億1000万ドルを売り上げたことを発表した。売上高は最初の1週間で5億ドルに達したという。1日の売上高は、2007年9月に「Halo 3」が記録した1億7000万ドルを軽々と超えた。

 Take-Twoは、ライバルElectronic Arts(EA)が持ちかけた20億ドルの買収提案を退けている。同社のCEO(最高経営責任者)のBen Feder氏はReutersに対し、戦略的な代替案について「正式な話し合い」を行っていると明かしている。

 「取締役会は引き続き戦略的な代替案を探っているところで、われわれは現在、積極的にそのプロセスを踏んでいるところだ」とFeder氏。「関心を示したところとこれまでも話し合いをしたし、現在でも進めている」と続けている。

 EAは今年4月、Take-Twoに対し、1株あたり25.47ドルの買収金額を提示した。EAはTake-Twoに仕掛けた敵対的買収を、現在もあきらめていない。同社は先日、買収提案の期日を延長している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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