Sinofsky:わたしがWindowsリリースのプランニングについて考える方法は(「Windows 7」も例外ではありませんが)、それが大きな義務であり、自分たちが製品のメジャーリリースを制作しようとしているのだと認識することです。次にわれわれが実行するのは、計画を策定し、計画の異なる時期に異なるパートナーからフィードバックを得ることです。そして、その実用的かつすばらしい情報について話す用意が整って初めて、われわれは製品についての情報を公開するのです。そのタイミングは、われわれが成し遂げたいと願っている事柄にかなり依存しています。これまですでに耳にしてきたと思いますし、われわれも常に明らかにしてきたことですが、次世代版WindowsであるWindows 7のリリースはWindows Vistaの一般出荷(GA)から約3年後であるという点に引き続き変更はありません。われわれはそのスケジュールを必達目標としていますし、そのために公にもその意思を表明しています。
Sinofsky:わたしが言いたいことはこれまで述べたことにつきます。つまり、Windows 7のリリース時期はWindows Vistaのリリースから3年後だということです。われわれは心から楽しみにしていますし、われわれがつぎ込んできた投資は、その時期にメジャーかつ重要なリリースを出すことを目的としたものなのです。
Sinofsky:わたしはそれについてはやや異なる視点から考えています。あらゆるIHV(独立系ハードウェアベンダー)やISV(独立系ソフトウェアベンダー)は、(中略)WindowsやPCエコシステムにとっての重要な資産であるとわたしは見なしています。したがって、あなたの言葉を使えば、わたしは彼らを互換性という面での負担や課題とは全く見なしていません。むしろ消費者がWindows PCを受け入れるときに頼りにするべき大きな資産であるとさえ思っています。ユーザーはよく、仮にこのプリンタを5年前に買ったとしても、今後も自分のPCネットワークの一部として使い続けたいと言います。わたしもそのようなハードウェアを持っているなら、それを使い続けたいと思います。われわれは、これまでに自分たちが成し遂げてきた以上の仕事をする必要があり、事実、われわれは時々、複数年の投資に耐え得る非常に大きな変革をもたらしています。
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