「食品・飲料を携帯電話から購入したことがある」3割以下--MMD研究所調べ

 アップデイトは5月29日、同社内に設置するMMD研究所で実施した、2008年4月度のモバイルコマースに関する利用調査の結果を発表した。

 調査によると、4月に携帯電話でネットショッピングを「利用した」と回答した人は27.7%、年代別にみると、30代以上は3割を超え、中でも40代は最も高く34.7%だった。

 モバイルコマース利用者を対象に、購入した商品を聞いたところ、男性は「CD・DVD(音楽)」(23.9%)が最も多く、次いで「書籍・雑誌」(20.8%)、「食品・飲料」(18.8%)と続く。一方、女性は「衣料」(30.6%)が最も多く、次いで「化粧品」(25.0%)、「ファッション小物」(20.0%)と続き、男女間で差異が見られた。

 また、購入した金額については「1万〜1万9999円」(22.9%)が最も多く、次いで「3000〜4999円」(16.1%)、「5000〜6999円」(14.4%)となっている。男女別にみると、男性は「1万〜1万9999円」に次いで「1000〜2999円」が16.1%と多いことから、男性の方が購入金額が低いことがうかがえる。

 店舗以外で商品を買う時に一番利用するところについては、「ネットショッピング(パソコン)」(43.2%)が最も多く、次いで「ネットショッピング(携帯電話)」(29.4%)となり、ネットショッピングの合計は7割以上に上る。男女別にみると、男性はパソコンでネットショッピングと回答した人が55.1%と過半数を超えていた。

 今まで携帯電話から飲料と食料を購入したことがあるかについては、73.4%の人が「購入したことはない」と回答した。「食品を購入したことがある」は16.1%、「飲料と食料両方を購入したことがある」はわずか7.8%だった。具体的には飲料・食品両方の購入者では「スイーツ」(51.1%)が最も多く、次いで「加工食品」(48.9%)、「ダイエット食品」(38.4%)と続く。

 飲料購入者では「ミネラルウォーター」(27.4%)、食品購入者では「ダイエット食品」(41.5%)が最も多くなっている。どこの商品かについては「日本産」が89.1%と圧倒的に多かった。また、購入の決め手は男女とも「価格が安い」や「送料が安い」、「ポイント獲得」などが多く挙げられた。

 今後の携帯電話での飲料・食品購入意向については「わからない」(54.5%)が最も多く、「購入する」と回答した人は17.2%だった。

 調査は5月9〜19日、ネオプラスの「着メロドットコム」など計12社、モバイル13サイトの協力のもと実施した。有効回答数は3627人。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]