アップル、タブレット型Macを2008年秋に発表か?

文:Jason D. O'Grady(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年05月28日 12時22分

 筆者は直接聞いたうわさをあまり発表しないのだが、今日は、もし読者がタブレット好きなら、特別なニュースがある。

 ある情報提供者が、Appleが12または13インチのタブレットを2008年の秋に発表すると筆者に教えてくれた。最も可能性が高いのは9月または10月の時期だという。フルバージョンの「Mac OS X」が稼働し、SuperDriveをロードするスロットを備え、「iPhoneタイプ」のGPSチップとIntel「Core Duo」プロセッサ(おそらくは「Intel Atom」)を搭載するようだ。

 「iPhone」または「MacBook」のどちらのフォームファクタをベースにするのかはまだわからない。読者はIntel Germanyの最高経営責任者(CEO)であるHannes Schwaderer氏が、「iPhone」でIntelの新しいAtomプロセッサが使用されるとうっかり漏らしてしまい、その後ですぐにAppleによって訂正されたのを思い出すだろう。火のないところにはやはり煙は立たないのである。

atom-iphone

 この情報提供者は過去にも信頼性が高かったので、筆者はこのうわさについて楽観しているが、いつものように確定的なことは何もない。Appleは数年にわたって研究所でタブレット版のMacを開発しているが、実際に製品化する決断は今のところはしていない。

 筆者はAppleのタブレットに非常に心躍らせており、これはすばらしいアクセサリでありまた垂直市場的なMacになるだろうと考えている。つまり通勤に持ち歩いたり、ミーティングや教室などに持っていったりするのに理想的な2台目のMacになるだろうということだ。タブレットは、RSSフィードなどのウェブベースのコンテンツ、ウェブページ、電子メールなどを読むのに理想的だ。より大きなスクリーンによってデータ入力が改善され、触覚フィードバックのタッチスクリーンのように、iPhone風なバーチャルキーボード上でもより高い操作性の実現が可能となるかもしれない。新しいAppleのタブレットはまた、Jobs氏がAppleに復帰した後の1998年2月27日に「Newton」が廃止されて以来、初めてMacに手書き文字認識が復活することになる可能性もある。

 タブレットではできないことはないが、長い電子メールを作成したり、本を執筆したりするのには適していない。しかし、Bluetoothキーボードや「MacSpeech Dictate」のような音声認識アプリケーションと簡単に組み合わせることができるかもしれない。

 前置きはほどほどにするとして、以下にこの速報の更新情報をいくつか提供する。

 更新情報:Appleの雑学ファンは「Newton 2.1」の手書き文字認識の「Print Recognizer」の部分が10.2(「Jaguar」)以降のMac OS Xに取り込まれているのを思い起こすだろう。これは、グラフィックスタブレットとともに使用して、スクリーンに挿入ポイントがあればどこでも手書きテキストの入力に使用することができる。AppleのInkwellテクノロジはタブレットを接続するといつでも「System Preferences」に表示され、現在ではAxiotronの「ModBook」タブレットで使用されている。

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