E-1ではマウント向かって左側にあったワンタッチWBがE-3ではなくなってしまったのは残念。あやまって押してしまうこともあったが、それよりもワンタッチでWBを取る事ができる便利さがよかった。E-3ではFnボタンにワンタッチWB機能を割り当てることも可能だが、Fnボタンを押しながらシャッターボタンを押すというワンタッチとは言えない操作が必要だ。E-3ロゴの下には環境光を検知する光源センサーを配置。
E-3の軍艦部ボタン&ダイヤル配置はE-1より全面的に変更となった。シャッターボタン上部に配置されていたサブダイヤルはシャッターボタン下部のグリップに納められている。E-1にあった撮影モードダイヤルは廃止された。その分、液晶コントロールパネルは広くなっている。ボタン類の整然とした並びとペンタプリズム部の張り出しがE-3を武骨に見せている。
E-3の背面レイアウトはいままでのEシステムの基本レイアウトの流れを踏襲している。E-1では親指をいっぱいに伸ばす必要のあったメインダイヤルの位置が、楽に届く位置に変更となって操作しやすくなった。
AEロックボタンの位置はメインダイヤル上部に移り、かわりにファンクションボタンが新設された。また十時ボタンの中心にOKボタンが配置された。これらはE-510とほぼ同じ配置である。背面モニターには2.5型約23万ドットのハイパークリスタル液晶が採用されており、2軸可動式を採用することでフリーアングルでの画面表示およびライブビュー撮影を実現している。
電源スイッチは従来の軍艦部の回転レバー式から背面下部のレバー式へと変更された。また背面からもうかがえる大きなペンタプリズム部は視野率100%、倍率1.15倍のファインダーを実現するためのものだ。これにより、撮像素子が小さいフォーサーズはファインダーが狭い、と言われてきたデメリットを払拭するほど広くて見やすいファインダーを実現している。尚、ペンタプリズム部にはE-1にはなかった内蔵フラッシュも搭載されている。
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