学生から最も評価された企業サイトは松下電器--Web広告研究会調べ

 日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会は5月23日、「第1回採用ウェブコンテンツ好感度調査」の結果を発表した。

 調査は、サイト活用委員会・企業広報ワーキンググループが担当した。企業の新卒者向け採用ページに対する学生からの評価を、より採用に効果的なウェブコンテンツの制作に役立てることを目的としている。2009年または2010年就職予定の大学生、大学院生を対象に、2月4日から3月18日の期間、インターネットにて調査を実施し、4286人の回答数を得た。

 調査の結果、学生から最も評価された企業は、松下電器産業(松下電器)であった。松下電器は、最も高く評価された「企業紹介」を始め、多くのコンテンツが高い評価を得ている。2位は幅広いコンテンツで平均して高い評価を受けたヤフーで、3位サントリー、4位三菱電機と続く。

 なお、男女別で見ると、男子は松下電器への評価が最も高く、女子はキューピーへの評価が最も高い結果となっている。また、松下電器は文系から、ヤフーは理系から、最も高い評価を得た。

 つぎに、採用サイトに対する好感度が最も高かったのは、同得点の東芝と村田製作所であった。以降、3位オリンパス、4位松下電器となり、いずれの企業も、デザインの良さと内容の充実度が評価されている。採用サイト閲覧を通じての企業に対する理解度でも、東芝が1位となり、サイト好感度と理解度が最も高かったのは東芝という結果となった。

 また、学生は採用サイトを閲覧する前より、閲覧した後のほうが、その企業に就職することに興味を持つという結果も出た。中でも最も大きく興味度が向上した企業は日本たばこ産業(JT)となっており、次いで大塚商会、コニカミノルタとなった。

 サイト閲覧による興味度の向上分を加えた、トータルでの就職興味度を比べたところ、トップは松下電器で、次いで東芝、ソニーとなった。

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