ここ最近、各社からフラッシュメモリベースのリニアPCMレコーダーが発売され、「生録」ブームが盛り上がりを見せ始めている。リニアPCMレコーダーは、一般的なICレコーダーに比べて、より原音に忠実に録音できるのが特徴。また、WAVなどの非圧縮のオーディオフォーマットで記録するため、録音時の音質劣化を最小限に抑えることが可能だ。
ICレコーダー市場で大きなシェアを持つ三洋電機が発売した「DIPLY TALK ICR-PS1000M」も、そうしたリニアPCMレコーダーのひとつ。最高16bit/48kHzというサンプリングレートでの録音をサポートしており、音楽CDと同等以上の高音質で音を残すことができる。
本体サイズは約W46.5×H129.5×D17.5mm、重量は電池を含んで約92g。一般的なICレコーダーに比べると、やや大ぶりのボディながら、リニアPCMレコーダーとしては格段のコンパクトさを実現している。電源は単3電池1本のみを使用し、MP3モード時で最長約50時間、リニアPCM(44.1kHz)時で約22時間30分の連続録音が可能となっている。
本体には大口径の高感度X-Y型ステレオマイクが搭載されており、外部マイクを接続しなくても臨場感にあふれたステレオ録音が行える。また、本体裏面には三脚穴を搭載しており、市販のカメラ用三脚を取り付けられる。なお、製品には同社の「エネループ」ブランドの単3形充電池や、ステレオイヤホン、USB接続ケーブル、ウィンドスクリーン、キャリングポーチなどが標準で付属している。
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