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[レビュー]メモ録から生録までを1台でこなす--三洋電機「DIPLY TALK ICR-PS1000M」 - (page 3)

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三洋電機
ICR-PS1000M
内容:三洋電機から、音楽録音を重視したリニアPCMレコーダーが登場した。X-Y型ステレオマイクによる音質の高さと、小型軽量ボディが大きな特徴。同社のICレコーダー「DIPLY TALK」シリーズの特徴である使い勝手のよさもしっかり受け継がれている。

パーツから吟味されたX-Y型ステレオマイクを内蔵

 本機に内蔵されているX-Y型ステレオマイクは、パーツの素材から吟味されているだけあって、非常に高音質。一般的なICレコーダーの内蔵ステレオマイクと比較して、明らかにノイズが少なく音の明瞭感を感じることができる。また、定位感にすぐれているため、ホールなどでの録音時も中抜けがなく、自然なバランスで録音できる。

 ただし、設定によってはいまいち期待通りに録音できないこともある。とくに、入力レベルの変化が大きい場合は注意が必要。失敗を避けるには、録音対象に合わせて、あらかじめ設定をカスタマイズしておいた方がいい。

  • 内蔵されているX-Y型ステレオマイクは、パーツの素材から吟味されており、音質は非常に高い。マイク部を保護するマイクガードには、アルミダイキャストが使用されている

  • 録音時は液晶上部に内蔵されたLEDが点灯し、状況を知らせてくれる

  • メニュー項目が整理されており、取扱説明書がなくてもだいたいの操作は分かる。基本的な操作だけなら、初心者でもICレコーダー感覚で簡単に行えるだろう

 ちなみに、録音時にはイコライザーで音を調整することもできる。これは、楽器メーカーのヤマハの協力によって実現した機能とのこと。このほかにも、さまざまなチューニング機能が搭載されており、きめ細かく音を調整することができる。機能が豊富なため若干敷居が高い部分もあるが、メニュー内容が分かりやすいので取扱説明書に頼らなくてもほとんどの操作を行えるはずだ。

 なお、本機にはセキュリティ対策に指紋センサが搭載されている。このセンサは、ポインティングデバイスとしての機能も併せ持っており、指をすべらせることでメニュー項目を選択したり、再生速度をコントロールしたりできる。スペースが小さいため、使いやすいとは言いづらい部分もあるが、録音中のボタン操作によるノイズを減らせるのはありがたい。

  • 本体正面右下には、指紋認証センサが搭載されている

  • ポインティングデバイスとしての機能も併せ持っているため、指をすべらせることでメニュー項目を選択したり、再生速度をコントロールしたりできる

  • 大きさは、一般的なICレコーダーより一回り大きい程度。リニアPCMレコーダーとしては非常にコンパクトなサイズだ

ICレコーダーからのステップアップには最適

 リニアPCMレコーダーとして見ると、本機は圧倒的なコンパクトさと使い勝手のよさ、コストパフォーマンスのよさが大きな魅力。ただし、16bit/48kHzまでしかサポートしていないなど、ライバル機に比べて見劣りする点もある。

 そのため、とにかく高解像度で録音したいというユーザーには不向きだが、生録入門者には手頃なアイテムだと言えるだろう。大きさ的にICレコーダーとしてもギリギリ使えるため、ICレコーダーからのステップアップを考えているユーザーにはとくに目を向けてもらいたい製品である。

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