ICR-PS1000Mの録音フォーマットは、リニアPCM(WAV)およびMP3の2種類がサポートされている。録音モードは、リニアPCMが16bit/48kHzおよび16bit/44.1kHzの2モード、MP3はビットレート別に320/192/128/64/32kbpsの5モードが用意されている。このうち、MP3の32kbpsのみモノラル音声での録音となる。なお、再生フォーマットは、上記に加えてWMAおよびPDDRM-WMA(いずれも32〜192kbps)にも対応している。そのため、レコーダーとしてだけではなく、オーディオプレイヤーとしても幅広く活用可能だ。
記録媒体はmicroSDおよびmicroSDHCを採用。ただし、本体にメモリが内蔵されておらず、microSDなどのメディアも付属していないため、録音するにはメディアを別途購入しなければならない。緊急時のことを考えると内蔵メモリがないのは少々残念。もっとも、microSDの価格が下がってきているので、大容量タイプのメディアを複数用意しておけば問題ないだろう。
生録用レコーダーということもあって、録音関連の機能は豊富だ。エアコンや風切音などのノイズを低減させる「ローカットフィルター」や、突然大きな入力があったときに音のゆがみを抑えて録音できる「録音ピークリミッター」、設定した時間が経過してから録音をスタートする「セルフタイマー録音」など、音楽演奏や自然の音を記録する際に便利な機能が搭載されている。また、ボイスレコーダーなどでおなじみのVAS機能も装備しており、音声を自動感知して録音を開始/一時停止することもできる。
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