Zoho Writerの検索機能にバグ--共有ドキュメントを意図しないユーザーに表示

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年05月20日 13時34分

 Zoho Writerで、グループ指向の検索機能を開発する際のバグにより、共有ドキュメントを意図しないユーザーに表示するという事態が発生していた。

 Zohoは米国時間5月18日、このバグを修正するとともに、その影響は限定的と述べた。しかし、筆者は、ユーザーとして、個人的なドキュメントをオンラインに置くことについて、もう一度よく考える必要があると思った。

 18日朝、筆者は、Zoho Writerページで「サッカー」について検索した。検索結果には、私のドキュメント2つとともに、私の知らない他のユーザーが作成した7つのドキュメントも含まれていた。

 筆者は、Zoho技術エバンジェリストに問題を連絡した。その結果、問題は同社技術チームにすぐさま伝えられた。何度かやり取りをしたあと、Zohoチームは、バグを特定し、修正した。

 問題が発生した原因は、Zohoが加えた共有ドキュメントを検索する機能にあった。

 特定条件の下でシステムにバグがあった、と同社技術者は述べた。インデックスは数時間だけ稼働したが、それをZohoが止め、別の品質保証テストを実行した、という話だった。

 Zoho側は、謝罪し、バグの重大さをはっきりと認めている。問題は、あまり発生しない状況下で発生している。しかし、その問題により、筆者はためらいを感じている。誰も私のドキュメントを偶然見ることはなかったのか?

 全体的に見て、筆者はウェブベースドキュメントをよく利用している。たとえ、Zoho Writerのように製品がベータテストバージョンでもだ。しかし、この問題は、プライバシーに関する問題を再提議し、消費者とウェブサービスプロバイダーの信頼感の重要性を強調した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]