総務省は5月14日、ソフトバンクモバイルの提供する携帯電話サービスにおいて、4月から5月にかけて通信障害が発生したことを踏まえ、同社に行政指導をしたと発表した。
指導の対象になった通信障害は、4月9日、5月5日、5月6日に発生した3件。4月9日に発生した通信障害では、第3世代携帯電話の音声通話や発着信が不可能になり、全国約87万人に影響した。その後も、5月5日には第2世代携帯電話の全サービスが利用不可能になり、5月6日は第3世代携帯電話のパケット通信サービスが利用不可能になるなど、通信障害が相次いだ。
これについて総務省では「いずれの事故も予備系の設備を設置していたにもかかわらず、障害発生時に適切に機能せず、大規模なサービス停止に至っている」という点を重く見ている。6月13日までに再発防止策などを報告するように同社に指導した。
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