富士通は4月24日、高性能PCワークステーション「CELSIUS(セルシアス)」の新モデルとして、コンパクトモデル「CELSIUS J360」を発表した。従来モデルから容積を約25%小型化し、PCワークステーションとしては業界最小クラスの9.9リットル筐体を採用したことにより、狭いスペースにも設置できる。
最新デュアルコアCPU インテル Core 2 Duoプロセッサ E8500と最新チップセット インテル X38 Expressを搭載することにより、従来モデルと比較して最大約1.4倍の高速化を実現した。
また、CADアプリケーションなどのグラフィックス処理の標準インターフェースであるOpenGLに対応したプロフェッショナル3次元グラフィックスカード NVIDIA Quadro FX 570のほか、グラフィックスカード NVIDIA Quadro FX 1700を新たに搭載可能とし、グラフィックス処理を大幅に強化した。
環境に配慮した省エネルギー設計とし、本体の電源をオンにすると同時に、ディスプレイの電源もオンになる「電源連動式サービスコンセント」を採用。本体電源オフ時と本体スタンバイ時には、ディスプレイへの電源供給をストップし、ディスプレイの消費電力を完全にオフにする優れた省電力性を可能としている。さらに、メインスイッチをオフにすることで待機電力をゼロにできるなど、コンセントからプラグを抜くことなく手軽に節電が行える。
セキュリティ面では、セキュリティレベルを飛躍的に向上させる「セキュリティチップ」を標準搭載し、HDDの盗難にあった際のデータの流出を防ぐ。また、本体のUSBや記録型光学ドライブなどの接続を無効にし、データの不正な持ち出しを制限する情報漏洩対策ソフト「Portshutter(ポートシャッター)」を標準添付した。CDやDVDに対して書き込みを禁止し、読み取りのみを許可する設定も可能だ。
価格は、インテル Core 2 Duoプロセッサ E8500を搭載した標準構成仕様モデルが20万5000円、インテル Core 2 Duoプロセッサ E4600搭載した場合は17万5000円となる。
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