サービス障害で真価問われるTwitter - (page 2)

文:Charles Cooper(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年04月23日 18時34分

 しかし、これは3日後にようやくTwitterが公式に障害を認めたコメントであり、その意味でユーザーの期待に沿うものではなかった。

 「サービスの肝心な部分(メッセージを投稿してそれを表示する)が機能していなかったのだから、これは単なる困った問題では済まない。完全に壊れている」。これは同社のブログ記事に対するあるTwitterユーザーの反応である。Twitterにとっては痛い話だ。

 しかしそれだけではなかった。これはTwitterのインフラが障害に陥った最初のケースではなく、大物デベロッパーのDave Winer 氏のような人々は回避策を見つけるのに忙殺された。Winer氏はあまりにうんざりしたので更新をRSSフィードに投稿し始めた(賢明な考えだ)。その間中、Twitterの災難はFriendfeedにとっては追い風となった。

 Twitterはあまりに中毒性が高いので、われわれはTwitterなしでは生きられなくなるのだろうか。そのような誇大な宣伝を信じてはいけない。筆者はTwitterを使用していないために週末を心安らかに過ごした多くの人々を知っている。Friendsterに何が起こったか覚えているだろうか。サービスがダウンし始め、すぐには復旧しなかった。その結果、Friendsterはその魔力を失い、ユーザーはMySpaceやFacebookのようなサービスに流れてしまったのである。

 Twitterの技術者たちが2度と同じ障害が起こらないように不具合を解決するならば、Twitterには再度チャンスが訪れる可能性が高いし、ほとんどのユーザーはついこの間のトラブルのことは忘れてしまうだろう。しかし、共同創設者のBiz Stone氏とEvan Williams氏はオンラインのブームには、流行り廃りがあることも知っている。他のあらゆるものと同様に、代替のサービスや商品は常にほんの1クリック離れたすぐ近くに潜んでいるのである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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