デジタルインクパッドには、ペンは標準で黒が付属する。便利なのは、オプションであるが、赤や青や緑のペンを用意すると、そのままその色で記録されていくことだ。
これが予想以上に便利である。いままでのデジタル入力のペンは、なんらかの切り替え動作をして赤や青に色を変えてきた。実際に紙にペンで書いた軌跡が記録されるものもあったが、記録上の色は赤であっても青であっても、そこにある紙は黒一色で書かれたものだった。
ところが、このデジタルインクパッドでは、黒で書いたものは黒、赤で書いたものは赤で記録される。紙のメモなら、大事なところは、さっと赤ペンに持ち替えて、赤でアンダーラインを引いたりするところだが、それと同じように、赤ペンに持ち替えれば赤で記録、青ペンな青で記録される。
黒や赤や青や緑を使って書いたメモは、デジタル上でもそのままの色で記録されたものが残る。シンプルな欲求だが、いままでなかなか実現しなかったことだ。
なお、これを実現するために、ペンは特殊なものとなっている。専用ペンをなくしてしまえば、デジタルインクパッドはまったく用をなさなくなる。それだけに、パッド本体にペンを収納しておく場所がないのは残念なところだ。
もうひとつ便利な点は、このデジタルインクパッドは、パソコンなしでも利用することができることだ。単体で持ち運び、たくさんメモをとり、戻ったらパソコン上で記録した内容をまとめて読みだすことができる。
また、付加機能として、録音機能がある。メモをとりながら、内蔵マイクで録音をすることもできるのだ。再生については、ヘッドホンがないとできないものの、機能として備えている。再生機能だけを使えば、SDメモリーカードに入れたMP3データを使って音楽プレーヤーとしても利用でき、音楽を聴きながら、手書きで創作活動なんてことも可能だ。
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