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部下は「育てる」ではなく「育つ」もの

安達裕哉(トーマツイノベーション)2008年04月21日 13時46分
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 これまで、企業の人材育成の勘所は下の3点であることを順に解説いたしました。

(1)会社の考え方に共感してもらえる人材を育成

(2)熱意(やる気)を持った人材を育成

(3)能力の高い人材を育成

 さて、前回は(3)能力の高い人材を育成、に対して、経営者の視点からの原則を解説させていただきましたが、今回は少し視点を変え、部下の育成に責任を持っている現場の上司となったときの具体的な行動と考え方についてご紹介いたします。

部下を育成するには「育てる」ではなく「育つ」と考える

 部下を育成しなければならないとき、上司はどのように考え、行動すべきなのでしょうか。結論からいうと、現場で実践しなければならないことは「部下が自分で育つための手助け」です。

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 いくら上司が頑張ったとしても、最終的に人の成長は自分自身に責任があります。上司ができるのは、すこし手助けをして、部下の成長の障害を取り除いてあげたり、部下に大きな目標を見せてあげたりすることです。

 具体的には、下の4項目がやるべきことになります。

(a)「体制の整備」

(b)「段階的な目標設定とフィードバック」

(c)「答えをすぐに言わない」

(d)「部下に質問する」

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 それでは、順番に見ていきます。

体制の整備

 まずは「体制の整備」が必要です。ここで言う体制とは、部下が自分で育つための環境のことを指します。

 OJTや教育研修による自己啓発などを受けられるようにしてあげることもこれに含まれますが、もっとも大事なことは「さまざまな人に出会えるようにしてあげる」ことです。

 皆様も、人生の中で大きな影響を受けた人がいるのではないでしょうか。さまざまな人との出会いは、人が育つための大きなきっかけとなります。

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