Appleは米国時間4月16日、「Safari」ブラウザのアップデートをリリースし、MacintoshとWindowsに存在していたセキュリティホールを修正した。
Safari 3.1.1は、Windows XPおよびVistaに影響を与える2件のSafari脆弱性と、Mac OS XおよびMac OS X Serverのバージョン10.4.11と10.5.2、Windows XPおよびVistaに影響を与える2件のWebKit脆弱性を修正している。
2件のWebKit脆弱性のうちの1件は、コンピューターユーザーをクロスサイトスクリプティング攻撃の危険にさらす恐れがある。これにより、被害を受けたコンピュータは悪意あるコードを挿入される可能性がある。この脆弱性は、3月に開催されたCanSecWestのPWN to OWNコンテストでIndependent Security EvaluatorsのDan Charlie Miller氏、Jake Honoroff氏、Mark Daniel氏によって発見された。
もう1つのWebKit脆弱性は、予期しないアプリケーションの停止を引き起こしたり、任意のコードを実行可能にしたりする恐れがある。Appleは、この問題を報告したDavid Bloom氏とGoogle Security TeamのRobert Swiecki氏に謝意を表明している。
残りの2件の脆弱性は、Windows XPとVistaにのみ影響を与え、予期しないアプリケーションの停止を引き起こしたり、任意のコードを実行可能にしたりする恐れがある。これらはまた、アドレスバーのコンテンツをコントロールしたり、本物のサイトのコンテンツになりすましたりすることも可能にする。
AppleはSafari 3.1.1のより詳細な情報をこちらで公開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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