任天堂の「Wii」が革新的なモーションコントローラで消費者とメディアから注目を集めたが、Linden Labでは、同社仮想世界「Second Life」を利用するための新しい方法を研究している。ただし、ここで使用されるのは、ウェブカムだ。開発コード名「Segalen」と呼ばれる技術では、「3DVsystems」などの3Dウェブカムを使用して、ユーザーのジェスチャーをトラッキングし、Second Life内での移動や物づくりを可能にする。
YouTubeで公開されているビデオでは、Second Life創設者Mitch Kapor氏とKapor Enterprises Inc.社員Philippe Bossut氏が、多くのゲームで一般的なキーボードやマウスを使用しないで、同3D仮想世界の基本操作を実行するための方法をデモしている。両氏の話によると、1人乗り車両の「Segway」を操作するために使われる動作からヒントを得て、3D世界で使われるジェスチャーやポーズを割り当てたという。同技術は、ユーザーの表情もトラッキングし、リアルタイムで画像に反映させることができる。
Bossut氏は、同プロジェクトが「実際」の開発に入ってから3週間余りしか経過していないことを自身のブログで強調している。この技術を使いたいSecond Lifeユーザーは、まだ待つ必要がある。このプロジェクトで使われている3Dカメラは消費者向けにまだ容易に入手可能ではない。
ゲームにウェブカムを使用するという同様の取り組みは、プレイステーションの「EyeToy」シリーズや、Xbox360とその「Live Vision」カメラでも見られる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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