FriendFeedで最も多い要求は、Facebookとの統合である。すでにFriendFeed Facebookアプリケーションは存在するが、皮肉なことにFriendFeedはFacebookデータそのものを読むことはできない。ユーザーはFriendFeedを使用してFacebookの写真の更新を追跡したいと考えており、チームはそれを実装する作業に取り組んでいるが、Facebookは一筋縄ではいかないという。
多くの要求があるのにもかかわらず、チームはデスクトップアプリケーションには取り組んでいない。しかし、TechCrunchで報じられているように他の開発者が取り組んでいる。Buchheit氏とTaylor氏は、最初のAIRベースのFriendFeedデスクトップアプリケーションは数日以内に登場するだろうと期待している。
開発されていないもう1つのものはFriendFeedのモバイルバージョンである。創設者たちは、現在のサイトは「iPhone」でも十分に動くし、他の開発者が新しいAPIを使用してモバイルアプリケーションに取り組んでいると指摘している。
チームは引き続きユーザーインターフェースに取り組んでおり、可読性とコンパクト性のバランスを取るのに苦心している。「スペース配置の重要性が過小評価されている」とTaylor氏は筆者に語ったが、同氏はサイトを使用するにはページをスクロールする量が多すぎることがまだ気になっている。
FriendFeedは最近、「Twitter back」機能を導入した。この機能は、ユーザーがFriendFeedの内部からTwitterのメッセージに応答できるものである。同様の機能が、FriendFeedの扱う他のサービスにも追加される予定だ。次に予定されているのは「Seesmic back」である。他のサービスもAPIが許す限りその機能を取り込むことができるようになる予定だ。「われわれは非常にオープンであり、これらのことを意欲的にやろうとしている」とTaylor氏は語った。
FriendFeedは現在、売り上げが立っているわけではない。ビジネスモデルはまだ決定されていないが、Taylor氏はFriendFeedの理念について強く言及した。FriendFeedは読み進める物事を探すためのサイトであり、「実際のソーシャル化のためのものは全く持たない」という理念と採用される広告は一致するという。利益化が可能な(Netflixの映画リストやLast.FMの楽曲のトラックリストなどの)フィードを含めることができるので、ユーザーが友人のコンテンツリコメンデーションを利用すれば、FriendFeedが売り上げに結びつけることが可能になるかもしれない。(Pownceのような)標準的なインライン広告ももう一つの可能性である。
その一方で、FriendFeedの資金の回転率は低い。同社の従業員数は6人で、最近まで取り壊しが予定されていたマウンテンビューにあるビルに1平方フィートあたり50セントでオフィススペースを借りている。しかし、住宅金融危機の影響でビルのオーナーが考え方を変えたため、FriendFeedはすぐに移転しなくてはならないだろう。というのは、オーナーは最近、開発計画を断念し、賃貸料を相場の水準近くまで引き上げることを計画しているからだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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