東芝は4月9日、液晶テレビ「REGZA」に自動映像調整「おまかせ」モードを搭載した新製品、4シリーズ10機種を発表した。5月上旬より順次発売される。価格はすべてオープン。
REGZA新シリーズとして登場するのは、ZH、ZV、RH、CVの全4シリーズで、32型から52型までの中・大型サイズがラインアップされる。最上級シリーズZHからシンプルモデルCVまで、すべての機種に搭載されているのが、「おまかせドンピシャ高画質」機能だ。
従来のテレビに搭載されていた映像モードは、コンテンツ内容や部屋の環境、視聴時間において、ユーザー自身が切り替えなければ適正のモードに変更されなかった。
今回のおまかせドンピシャ高画質機能は、テレビ側が部屋の輝度、映像解析、さらに照明環境の把握(設置時に設定が必要)をすることで、映像をリアルタイムに解析し、自動で映像モードを調整。カレンダー情報、時刻情報を元に、日の出、日の入り時刻から、照明使用時間を推測することもできる。
また、上位3シリーズにはHDD録画機能を搭載しており、視聴中の番組をすぐに録画できる「ダイレクト録画」、視聴中の番組を一時停止、その後再生できる「ちょっとタイム」、設定したニュース番組を自動的に録画できる「今すぐニュース」などの録画機能も備える。
そのほかシリーズごとの特徴は下記の通り。
●ZH500シリーズ
REGZAの最上位シリーズ。52型、46型の2サイズ展開で、液晶パネルには、ハーフグレア・フルHD 120Hz広色域10ビットVA方式パネルを採用する。HDD録画は、300Gバイトの内蔵HDDのほか、USB HDD、LAN HDDの3タイプに対応可能だ。上位機種のみの機能として、ワンセグ録画機能を搭載しており、本体のSDカードスロットを通して「REGZAケータイ」などにワンセグ録画番組を持ち出すことができる。また、ZV500シリーズとともに、ひかりTV、アクトビラ ビデオ・フル対応となる。
●ZV500シリーズ
ZH500シリーズから、内蔵HDDとワンセグ録画機能を省いた上位モデル。42型、37型の2サイズ展開となる。37型のみ液晶パネルにハーフグレア・フルHD 120Hz広色域10ビットIPSパネルを採用している。そのほかの仕様はZH500とほぼ同様で、CM時や入力切り替え時に生じる音量レベルの差をなくす「ドルビーボリューム」やUSB、LAN HDDに録画されている番組をDTCP-IP方式で保護し、サーバへダビングするサーバーダビング機能も備える。
●RH500シリーズ
300Gバイトの内蔵HDDとeSATA HDD録画に対応した。42型はフルHD 120Hz広色域10ビットIPS方式パネル、37型はフルHD IPS方式パネル、32型はワイドXGA VA方式パネルを採用する3サイズ展開となる。
●CV500シリーズ
42型、37型、32型の3サイズ展開となるシンプルモデル。HDD録画機能には対応しておらず、高画質テレビ視聴を重視している。42型、37型はフルHD IPS方式パネル、32型はワイドXGA VA方式パネルを採用している。
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