低調な売り上げから脱して利益性を確保しようと取り組んでいるAdvanced Micro Devices(AMD)が、2008年第3四半期までに人員を最大10%削減することを明らかにした。
この人員削減案は、米国時間3月20日に同社がこうした措置を否定してから2週間あまりしかたってない4月7日、同日の株式市場終了後に発表された。AMDはまた、第1四半期の売り上げがアナリスト予測よりも1億ドル低い15億ドル程度になる見込みであることを投資家に明らかにした。「下方修正は、すべての事業分野を通じて売り上げが予想を下回る見通しであるためだ」と同社は声明に記している。
AMDは、予定をおよそ1年遅れてプロセッサ「Barcelona」を市場に投入し始めたところだが、Barcelonaを利用したシステムが第2四半期初めまで登場しない見込みであることから、同プロセッサが第1四半期の売り上げに大きく影響するかどうか明らかではない。
同社の最高経営責任者(CEO)Hector Ruiz氏は2008年後半には利益性を取り戻すことを約束しており、これからの数四半期は同氏の将来を決定づける重要な役割を担う。経費削減のための確かな方法の1つが人員削減で、およそ1650名の従業員が2008年中に解雇される見込みだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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