音楽業界を救えるか--グーグル元CIOに聞く - (page 3)

文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年04月04日 17時27分
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 GoogleのCEOであるEric Schmidt氏はこの移籍のことをどう思ったのだろうか。「きみに非常に向いていると思う」と述べたとMerrill氏はSchmidt氏の言葉を引用した。「Ericは個人的な面でも仕事の面でもわたしに大きな影響を与えてくれた」(Merrill氏)

 確かにMerrill氏が大きな課題に立ち向かおうとしているのは間違いない。Merrill氏はウェブ上の最大のサクセスストーリーの1つから、売り上げの下落、レイオフ、顧客の低い満足度に苦しめられている業界に移ろうとしている。また音楽業界は労働問題にも直面している。

 Merrill氏はNine Inch Nailsというバンドのファンであり、したがってこのバンドのリーダーであるTrent Reznor氏が音楽レーベルに対するアーティストの不満を体現した存在であることも意識している。2007年にUniversal Music Groupを去ったTrent Reznorはウェブを主な媒体としたアーティスト自身による流通の最前線の実験を支援している。Merrill氏はそれについては心配している様子はない。

 「わたしはレコードレーベルがどこに付加価値を付けられるかを理解することが重要だと思う」とMerrill氏は述べる。「わたしにはその答えはわからない。Nine Inch Nailsの実験は非常に興味深いし、啓発的だと思う。われわれは一歩離れて、アーティストが創作するプロセスはどのようなものか、そしてアーティストが創作したものをファンが見つけるうえでどのような手助けができるかを指摘する必要がある。

 「1つのシステムとしていかにしてレコードレーベルがそこに適合できるかを理解する必要がある」とMerrill氏は続けた。「そのことを考慮すると、わたしはNine Inch Nailsがニューアルバム『Ghosts』をリリースした実験的な手法には魅力があると思う。大きな問題は以下のことだ。人々は異なることを試そうとしている。誰もが同じことを試しているなら、決して新しいことを学ぶことはないだろう。その代わり、現在われわれが置かれている状況では誰もが異なることを試している。それはすばらしいことではないか。うまくいくものもあるし、うまくいかないものもある。しかしわれわれはそれらを試す必要があるのだ」(Merrill氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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