Intelは、ハンドヘルドインターネット機器の情報を無線経由で大画面ディスプレイに表示する技術の開発に取り組んでいる。
すべての技術における課題はソリューションを探すことである(もしくはその逆もある)。Intelは、超小型機器に特有の問題の1つ、つまりディスプレイまでもが超小型であるという問題を改善する技術に取り組んでいる。オレゴン州ヒルズボロにあるIntelのCommunications Technology Labでリサーチサイエンティスト兼シニアアーキテクトを務めるVic Lortz氏は、大画面デジタルテレビのワイヤレスディスプレイ機能などの技術について論じている。この技術によって、モバイルインターネット端末(MID)が大画面ディスプレイをワイヤレスに使用することが可能になる。
「ワイヤレスディスプレイ機能が(組み込み、もしくは外部アダプターの形で)デジタルテレビに搭載されていて、MID(Mobile Internet Devices)から一体型のディスプレイの代わり、またはその追加として大画面ディスプレイを容易に使用できる様子を想像してみよう」と同氏は書いている。「Intelは、これとそのほかの同類の問題に取り組んでいる。われわれはこれを下支えするのに必要な技術や標準を明らかにし、(ノートPCやMIDを含めた)次世代モバイル機器に統合していく予定だ」(Lortz氏)
Lortz氏は、MIDの成功はこうした技術が実を結ぶかどうかにかかっているかもしれないと述べる。「もし、われわれの取り組みが成功すれば、MIDに批判的な人たちを説得し、結果として次の重要な出来事となるかもしれない」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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