春を迎え、大手ポータルサイトが同時期にリニューアルを計画している。3月31日にはマイクロソフトの「MSN」がリニューアル案を発表し、NTTレゾナントの「goo」はトップページの全面リニューアルを行った。
ちなみに、シンプルなトップページが特徴だったグーグルも3月19日にリニューアルを実施している。この後リニューアルを控えているポータルサイトもある。
今回リニューアル計画を発表したMSNは、4月14日より正式にローンチする予定で、すでにベータ版が公開されている。「毎日使いたくなるポータルサイト」を目指し、ニュース、スポーツ、天気予報、エンタメなどのデイリーコンテンツを画面中央のタブに集約した。
Windows Live サービスへのナビゲーションも改善し、毎日使う「Windows Live Hotmail」や「Windows Live messenger」を目立たせたほか、新着メール数を右上でチェックできるようにした。さらに動画サービス「MSNビデオ」を抱えるメリットを活かし、ユーザーがアップロードしたおすすめ動画を画面左側に3画面配置している。マイクロソフトは3月12日に動画投稿サービス「Soapbox」をオープンしたばかりだ。
広告については、リッチメディア広告の展開エリアを従来の760x320ピクセルから760x360ピクセルに拡大し、表現力とブランド訴求の向上を図っている。
同日にリニューアルを実施したgooは、視線調査(アイトラッキング)の計測結果をもとにサイト設計を行い、さまざまなジャンルの最新情報や地域情報が閲覧しやすいポータルサイトを目指す。環境保護をテーマとした「緑のgoo」版トップページも用意している。
具体的には、表示サイズを拡大し、コンテンツの表示を2列から3列にすることで、サービスメニューや情報の視認性を強化した。左側の列を「gooのサービスメニューとお気に入りサービス」、中央の列を「ニュースとコンテンツ」、右側の列を「地域情報」のエリアとしている。中央列の上段では、gooの中でも人気の高いサイト「教えて!goo」の中からピックアップした質問や、gooランキングで話題となっているランキング情報などを掲載する。右側の列には地図を表示し、日替わりで話題のスポットや航空写真などを紹介する。
また、ユーザーの好みに合わせて、桜や花火といった季節ごとに変わるデザインや、シンプルなデザインへ変更ができるほか、コンテンツの表示を2列表示にするレイアウト変更も可能だ。
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