NTTコミュニケーションズは3月27日、「グローバルUTMマネジメントサービス」を4月1日より開始すると発表した。このサービスは、セキュリティポリシーの策定から導入・構築・保守、さらにインシデント発生時の対応まで含めパッケージ化したもの。ネットワークの提供からセキュリティ対策まで含めたトータルソリューションを提供していきたい考えだ。
同社では、特にグローバル企業において各国個別に導入されたファイアウォールやサーバー・パソコンのセキュリティ管理は困難であり、ネットワークを介した全世界へのウイルス感染被害の拡大防止が大きな課題となっていることから、グローバルに統一されたセキュリティ対策の導入と、トラブル発生時の迅速な対応を含めた総合的なソリューションとして、同サービスを提供していく。
グローバルUTMマネジメントサービスは、NTTコミュニケーションズの「ArcstarグローバルIP-VPNサービス」を利用しているユーザーを対象としている。レンタル提供されるUTM機器を拠点ごとに設置し、グローバルに統一されたセキュリティ対策を実現する。1台のハードウェアで、セキュリティ対策に必要となるさまざまな機能が提供される。提供エリアは日本や米国をはじめ20カ国となっており、エリアは今後、順次拡大していく予定だ。
また、セキュリティ専門技術者が常駐するNTT Comセキュリティオペレーションセンタ(SOC)、UTM機器ベンダ、外部セキュリティ専門研究センタが緊密に連携し、セキュリティ運用・サポートを提供する。たとえばリアルタイムイベント通知サービスにより、危険なセキュリティイベントが検知された際、SOCからシステム管理者に対し、危険レベルごとに識別されたアラート情報をメールにて即時通知する。また、24時間365日対応によるスムーズなイベント解析・対策提案と早期の復旧を行い、海外を含めた総合的なセキュリティ対策にかかるTCOの最適化を実現する。
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