「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」へのアップグレードで問題に遭遇したユーザーは、これでほっと一息つける。Microsoftが、SP1のインストールに関する無料サポートを提供している。
多くのユーザーにとって、SP1への移行はトラブルなしにはすまないものになっている。中には、コンピュータが際限ないリブートサイクルに陥ってしまった人や、SP1のインストール後にアプリケーションが壊れて使えなくなってしまった人もいる。
通常、無料サポートを受ける資格があるのは、Windows Vistaの製品版を購入したユーザーのみだが、Vistaの公式ブログによると、米国の場合SP1のインストールに関しては、OEM版Vistaがプリインストールされたコンピュータの購入者も、Microsoftの手助けを受けられるという。
MicrosoftブロガーのBrandon Le Blanc氏は、「われわれは、Windows Vista SP1のインストールに問題を抱えている人に対しては、誰にでも無料でサポートを提供している」と書いている。
MicrosoftのService Pack 1サポートサイトには、インストールおよび互換性に関する無制限のサポートが、米国時間2009年3月18日まで受けられるとある。
米国のユーザー向けには、3つのサポートプランのオプションが用意されている。1つは電子メールによるサポートで、1営業日以内に返事がくる。2つ目はオンラインのチャットで、現在のところ40分程度の待ち時間でつながる。3つ目はもちろん電話によるサポートだが、これを利用できるのは、「Software Assurance」契約者、プロフェッショナル契約者、「TechNet」あるいは「MSDN」の登録会員、または「Microsoft Partner Program」の加入者のいずれかである必要がある。
Microsoftの広報担当者によると、サポートの対応はケースバイケースとなり、費用が発生する場合には、必ずユーザーに相談してから行うそうだ。
また、企業ユーザーが同じように無料サポートを受けられるかどうかについては、その企業との契約内容によって変わってくると、同広報担当者は話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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