マイクロソフト、「Vista SP1」のインストールで無料サポートを提供へ

文:Suzanne Tindal(ZDNet Australia) 翻訳校正:藤原聡美、小林理子2008年03月26日 20時49分

 「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」へのアップグレードで問題に遭遇したユーザーは、これでほっと一息つける。Microsoftが、SP1のインストールに関する無料サポートを提供している。

 多くのユーザーにとって、SP1への移行はトラブルなしにはすまないものになっている。中には、コンピュータが際限ないリブートサイクルに陥ってしまった人や、SP1のインストール後にアプリケーションが壊れて使えなくなってしまった人もいる。

 通常、無料サポートを受ける資格があるのは、Windows Vistaの製品版を購入したユーザーのみだが、Vistaの公式ブログによると、米国の場合SP1のインストールに関しては、OEM版Vistaがプリインストールされたコンピュータの購入者も、Microsoftの手助けを受けられるという。

 MicrosoftブロガーのBrandon Le Blanc氏は、「われわれは、Windows Vista SP1のインストールに問題を抱えている人に対しては、誰にでも無料でサポートを提供している」と書いている。

 MicrosoftのService Pack 1サポートサイトには、インストールおよび互換性に関する無制限のサポートが、米国時間2009年3月18日まで受けられるとある。

 米国のユーザー向けには、3つのサポートプランのオプションが用意されている。1つは電子メールによるサポートで、1営業日以内に返事がくる。2つ目はオンラインのチャットで、現在のところ40分程度の待ち時間でつながる。3つ目はもちろん電話によるサポートだが、これを利用できるのは、「Software Assurance」契約者、プロフェッショナル契約者、「TechNet」あるいは「MSDN」の登録会員、または「Microsoft Partner Program」の加入者のいずれかである必要がある。

 Microsoftの広報担当者によると、サポートの対応はケースバイケースとなり、費用が発生する場合には、必ずユーザーに相談してから行うそうだ。

 また、企業ユーザーが同じように無料サポートを受けられるかどうかについては、その企業との契約内容によって変わってくると、同広報担当者は話している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]