IDC Japanは3月24日、2007年国内PCモニター市場動向を発表した。
発表によると、2007年のLCDとCRTを合わせた国内PCモニターの出荷台数は前年 同期比7.9%減の635万台、販売金額も12.8%減となった。
LCDモニターのサイズ別では15インチスクエア、17インチスクエア、19インチ スクエアの合計が出荷台数の72.7%を占めるものの、前年比12.7ポイントの減少と なった。
一方、LCDモニター全体の出荷に占めるワイドの比率は前年より13.6ポイント増 加の24.2%となり、企業の19インチ以上への移行が伺える。また、コンシューマー向 けは19インチワイドや22インチワイドなどのワイドタイプが主流で、70%以上を占め ている。
ベンダー別出荷台数は1位がデル、2位はNEC、3位が三菱電機。以下、4位に富士通、5位アイ・ オー・データ機器と続く。
同社リサーチマネージャーの荒井温氏は「春先から始まった19インチ以下スク エアパネル価格の上昇は12月に入ってようやく落ち着き、供給も安定した。しかしパ ネルベンダーは生産効率の良いワイドへの移行を更に促進する方向であり、スクエア パネルの価格上昇、供給不足が再び発生する可能性は高い。モニターベンダーはパネ ルを安定して確保するための体制を整えた上で、製品、販売戦略を展開する必要性が ますます高くなっている」と述べている。
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