IDC Japanは11月9日、2005年の国内におけるPCモニター市場の調査結果を発表した。
調査結果によると、2005年の国内PCモニター市場規模は約745万台となる見込み。このうち98.7%にあたる約736万台がLCDモニターとなっており、CRTモニターはわずか1.3%という結果になった。CRTモニターからLCDモニターへの買い換え需要が高く、デスクトップPC出荷台数に対して2005年は108.4%とモニター出荷台数が上回る。しかし、ビジネス向けにおけるリプレイスの波も最終段階を迎えつつあることから徐々に比率が下がり、2009年には84.3%まで低下すると予測している。
モニター市場全体のうち、主要PCベンダーが出荷するデスクトップPCとともにPCベンダーのブランドで出荷される「OEMマーケット」は2005年上半期の実績で全体の52.5%となっている。画面サイズは、コンシューマー向けのデスクトップPCとセットアップされるものの中では17インチが57.5%を占め、次いで15インチが19.2%となっている。一方、法人向けでは15インチのニーズが高く、利幅の大きい大型モニターを拡販したいベンダーの収支を圧迫する要因になっているとしている。
調査の詳細は、同社の発行するレポート「2005年 PC周辺機器から見た国内PC市場の方向性」に報告されている。
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