IDC Japanは6月26日、2006年第1四半期の「国内PCモニター市場動向」を発表した。発表によると、2006年第1四半期の国内のPCモニター出荷実績は約205万台で、このうちLCD(液晶)モニターは約204万台、市場全体に占める割合は99.4%に達っした。また、この出荷台数は前年同期(2005年第1四半期)からマイナス7.6%となっており、国内LCDモニター市場は成長期を脱したとしている。
モニターのサイズでは、17インチが52.0%と最も多い割合となったが、この比率は徐々に低下しているという。また、法人の場合でも17インチ以上が主流となり、5インチの比率は17.8%まで低下した。一方で19インチ以上の出荷が好調で、特に20インチの伸びは顕著になっている。これは、一般ユーザー向けのデスクトップパソコンにセットされるモニターに、20インチワイド型が選ばれるケースが多くなっていることが原因としている。
モニターのベンダーシェア(出荷台数ベース)では、三菱電機がトップ、2位がアイ・オー・データ機器という順位は変わらないものの、シェアはそれぞれ22.4%と20.8%と若干差が開く結果となった。IDC Japanの「国内PCモニター市場 2006年第1四半期の分析と2006年〜2010年の予測」ではこのほか、国内PCモニターの2005年第1四半期〜2006年第1四半期までの出荷台数、販売金額をサイズ別、チャネル別などの視点で分析し、併せてベンダー別のシェアの算出も行なっており、2010年までの市場予測も行っている。
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