イタリアの自動車メーカー、Maseratiの設計者もうかうかしていられない。新世代のデザイナーたちが、その座を狙っているのだ。Instituto Europeo di Design(IED、ヨーロッパデザイン学院)の学生による習作「Chicane」には、こういったメッセージが込められている。Chicaneは前方2人、後方2人乗りクーペのフルスケールモデルで、映画「バットマン」に出てくる車「バットモービル」を思わせるフェンダー、さらには曲線を強調したボディには、Maseratiの洗練されたスタイルにとっては異質とも言える、シャープなラインが刻まれている。それでも、優雅さは失われていない。
Maseratiの「Chicane」(提供:CNET Networks)