青少年を違法・有害情報から保護しながら、健全なモバイルコンテンツの発展を促進することを目的とした、有識者からなる第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」がこのほど設立された。
同機関の設立目的は、(1)モバイルコンテンツの健全化、(2)青少年を中心とする受信者の保護育成、(3)受信者の利便性の向上--の3点。健全コミュニティ検討WG(ワーキンググループ)など、個別分野ごとに専門部会が設けられた基準策定委員会と、審査・運用監視委員会から構成されている。
同機関では、3月25日から4月5日までの期間、発起人を募集し、4月8日から会員を募集。4月30日に設立総会を開催し、5月末をめどに、提供サイトが健全であるかどうかの認定と認定の際の判断材料となる基準や、フィルタリング会社等の第三者の利用も視野に入れた有害なサイトを制限するための基準策定が行なわれる方針だ。
また、基準策定後、適合したサイトについては審査と運用監視によって、青少年が健全に利用できる環境を通信事業者、およびフィルタリング会社の協力のもと提供を行う。 同機関では、一般ユーザーからのクレームを受け付け、基準策定への反映、該当サイトに改善の指示等を行い、健全なモバイルコンテンツが利用できる環境づくりを目指すという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?