ラスベガス発--ブラウザ「Internet Explorer(IE)8」は現在、誰でもダウンロードできるようになったが、このリリースはウェブ開発者向けに用意されている。しかし、この夏にリリースが予定されている2番目のベータは、広い人々を対象とする、とMicrosoftのブラウザ担当上級幹部がCNET News.comに述べた。
ゼネラルマネージャーを務めるDean Hachamovitch氏は、米国時間3月5日にリリースされたBeta 1について、「それはパブリック版だ」と述べ、「Microsoft.comから入手可能だ。だれでもダウンロードできる」と説明した。
Web Slicesのような機能は消費者好みかもしれないが、「(現行の)ベータは開発者向けとなっている」(Hachamovitch氏)
Microsoftは、IE 8正式版のリリースがいつかを明言していない。また、Hachamovitch氏は、同ブラウザのリリースが同社次期OSの「Windows 7」と同時期になるかについても、語ることを拒否している。同氏は、XP版IE 7が公開されたのはWindows Vistaの前なので、技術的には可能だと語るにとどめた。
IE 7ベータの場合同様に、テスト版IE 8をインストールする場合、現行のブラウザを置き換える必要がある。
IE 8ベータは、64ビット版と32版のWindows VistaとWindows Vista SP1、Windows XP Service Pack2、Windows Server 2003および2008で動作する。
Hachamovitch氏によると、Microsoftは同ブラウザの設計において、さらなる互換性を得ながら機能を追加するための方法を見つけようとしているという。後者の部分では、同氏は「Activities」として知られている消費者向け機能を紹介した。同機能では、文字列の一部を選択して、例えば、Dictionary.comで調べたり、MicrosoftやGoogleのサービスで地図検索したりすることができる。
「現在、多くの人にとってウェブは、『何らかのアセンブリが必要』なものとなっている」と同氏は述べる。「これにより、利用するサービスと訪れたサイトが統合される」(Hachamovitch氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス