デロイト トウシュ トーマツのTMTグループは2008年の通信業界予測レポート を発表した。
レポートでは、2008年は新興市場の移動体通信業者が台頭。多大な軍資金を得ることで買収される側から買収する側に変わる可能性があるとしている。
また通信速度については、費用対効果を再認識する必要があるとし、大量デー タ通信の高速化だけではなく、高速化を十分に活かせる利用シーンと魅力的なアプリ ケーションの開発、さらにその利用料で収益を向上させることが重要と分析してい る。
モバイルGPSについては、チップセットの価格低下により搭載される装 置が急増、これにGPS機能を備えた携帯電話の出荷・販売台数が増加するものの、頻 繁に使用されない可能性があるという。日本の方向性としては3G携帯端末へのGPS機 能の搭載義務化と活用できるアプリケーションの拡大という環境変化により、GPS機 能利用の追い風になる可能性があるとしている。
また、21年目を迎えるGSMは今後もトップの座を維持するために事業のあらゆる 側面について新たな戦略を展開させる必要があるとし、事業の成長という視点から考 えるとGSM自身のサービス拡大や強化、ユーザ獲得・維持のための価格期輸送への対 応、第3世代(3G)への移行、新規参入の脅威といった課題に取り組むことが求められると分析し ている。
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