デロイト トウシュ トーマツは2月20日、2008年のテクノロジ業界を予測するレポート「Technology Predictions:TMT Trends 2008」を発表した。レポートでは、テクノロジ業界のさまざまなトレンドを予測している。
まず、インターネットでの信頼性に関する予測レポートでは、ウェブの主なメリットとして認識されている匿名性ではなくウェブを通じた取引を行う際の信頼性のニーズが高まる可能性があるとしている。ウェブサイトに対するユーザーの信頼が高まることでオンライン詐欺などの悪質な行為への不安が解消され、インターネットサービスの安全性や成長が維持されることでユーザーおよび企業の双方がメリットを受けることになると予測する。
また、PCに保管されるデータに関する予測レポートでは、PCに保管されるデータの量と価値が急激に増大するしている。2008年はPCの購入金額以上に、ウィルス保護やオンラインバックアップなどに支出するユーザーも出てくるという。PC以外にも、MP3プレーヤーや携帯電話、外付けHDDといった機器も同様な流れになる可能性があるとした。
さらに、世論のイメージがネガティブなナノテクノロジーについては、地球環境の救世主といったようにイメージが一転する可能性があるとしている。
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