米国時間2月15日付けのNew York Post紙の記事のよると、Microsoftの買収提案をめぐり、Yahooの取締役の間で見解が分かれているようだ。
Yahooは18日、同社の取締役会は「満場一致で」Microsoftの買収案を否決したという内容のプレスリリースを発表した。
しかし、一部の独立取締役らは、Microsoftへの売却に代わる確固たる代替案を見出せていないと見られる。また、最高経営責任者(CEO)Jerry Yang氏の方針についても、とにかくMicrosoftだけには買収されたくないという「感情的」なアプローチを取っていると見ているようだ。
New York Postによると、買収容認派はYahoo会長のRay Bostock氏と「億万長者の投資家」として知られるRon Burkle氏で、一方、反対派のYang氏もSoftbankのEric Hippeau氏やActivisionのCEO、Robert Kotick氏の支持を取り付けているようだという。
匿名の情報筋がNew York Postに次のように語っている。「Yang氏は心情的に、どうしてもMicrosoftだけには売却したくないと考えているが、今のYang氏には、株主のために価値を創造し、競争力のある代替案を見出す奥の手はない」
また独立取締役の中には、Microsoftとの交渉に応じないYang氏のやり方では、株主から受託者義務違反で提訴されかねないとの懸念を抱いている者もいるという。
Yahooが18日に発表したプレスリリースの中で注目すべき点は、同社の独立取締役らが、同社の全体的な法律顧問とは別に、新たに法律顧問を雇ったとしている点だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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