Microsoftは米国時間2月14日、役員人事を発表した。今回の人事異動により、10名以上の幹部が昇進するとともに、3名の幹部が退職または、近々退職することが明らかになった。
予想通り、Windows関連バイスプレジデント(VP)のMike Sievert氏、オンラインサービス部門のSteven Berkowitz氏、そして、Windows Mobileを統括してきたPieter Knook氏は退職する。Knook氏は、Vodafoneに入社が予定されている。Sievert氏は会社を設立し、Berkowitz氏は職務の引き継ぎを理由に8月までMicrosoftに留まる予定。
幹部3名の退職にともなう昇進もいくつか明らかにされた。Bill Veghte氏は、VPからシニアVPへと昇進し、Windows、Windows Live、MSN、検索事業のビジネス戦略も統括する。Satya Nadella氏も同様に昇進し、検索関連とともにMSNのプログラミングおよびエンジニアリングを統括する。Vegthe氏、Nadella氏、そして、元aQuantive最高経営責任者(CEO)Brian McAndrews氏がBerkowitz氏の職務を引き継ぐ予定だ。
Knook氏の職務は、モバイル通信事業のシニアVPとなるAndy Lees氏が引き継ぐ。Lees氏は、Microsoftに長年在籍してきたが、今回の動きにより、初めてモバイル関連業務に携わる。
元Windows部門ゼネラルマネージャーのBrad Brooks氏は、Sievert氏の職務を引き継ぎ、同OSのコンシューマーマーケティングを統括する。
MicrosoftのMac事業部を統括していたRoz Ho氏は、コーポレートVPとなり、Microsoftが買収したDanger部門を率いる。また、Microsoftの声明によると、Ho氏は「モバイルコミュニケーションにおけるさまざまな消費者中心のプレミアムモバイルの提供」に関する秘密の取り組みを今後も指揮する予定だという。
Microsoftの関係者はこれ以上の詳細と明らかにしなかったが、ZDNetのブロガーであるMary Jo Foley氏によると、Ho氏は、「Zune」の外観と機能を「Windows Mobile」に持ち込むためのプロジェクト「Pink and Purple」というプロジェクトを指揮しているという。
アプリケーションプラットホームマーケティングに所属していたSteve Guggenheimer氏は、コーポレートVPとして、コンピュータメーカーとのリレーションシップを統括する。
開発部門を統括するS. Somasegar氏とOffice関連の幹部であるChris Capossela氏、Kurt DelBene氏、Antoine Leblond氏はそれぞれシニアVPとなるが、職務的な変化はほとんどない。また、他に4人の幹部がVPとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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