auのパケット通信モジュールを内蔵した小型モバイルPC--「FlyBook V5シリーズ」

ダイアローグ
01-A7M00(VB)
内容:ダイアローグ・ジャパンから、FlyBook V5シリーズの新モデルが登場した。当初、CPUにCore Duo U2500搭載のノートPCとしてデビューしていたが、新たにCore2 Duo U7600搭載の高性能モデルが追加された。今回はauの通信モジュール搭載の「01-A7M00(XP)」を試用した。

新型は新しいCore2 Duoを搭載

  • FlyBook V5

 FlyBook V5シリーズは、B5サイズのタッチパネル搭載タブレットPCだ。厳密にはOSがタブレット版ではないので、タッチパネル付きのモバイルノートPCと言うべきかもしれないが、画面に手書きするなどの機能を持っている。重量は1.27kgと驚くほど軽いわけではないが、コンパクトな外見とあわせ、非常に軽快に持ち運べるノートPCとなっている。

 実は今回試用した「FlyBook V5 01-A7M00(XP)シルバー」は新モデルといっても、CPUが新しいCore2 Duo U7600に変化したこと以外に変化はない。チップセットはモバイル インテル 945GM Express チップセットのままで、無線LANモジュールもIEEE 802.11a/b/g対応のPRO/Wireless 3945ABG。ボディサイズなども変わっていない。

 では、何が違うかといえば、CPUの変更で64ビット対応となったこと。U2500は開発コードが「Yonah」と世代の古いもので、中でも超低電圧動作で低消費電力タイプとして後から登場したものだ。それに対してU7600は一世代新しい「Merom」の超低電圧版で、64ビット対応となっている。ただ、残念なことは64ビット対応といっても搭載するチップセットの仕様により最大メモリーは2Gバイトまで。64ビット化による3Gバイトを超える大容量メモリーの活用はできない。

 それでも、U2500とU7600はどちらも動作クロックは1.2GHzだが、中身の違いにより処理が高速化されている。実際の利用では、はっきりと処理の高速化を感じることは難しかったが、モバイルPCとして、CPUが高速で処理時間が短縮されるメリットは、後からじわじわと感じられるところだ。また、今後普及と進化が予想される64ビットOSへの対応も期待できる点だ。

  • 外でも通信環境はばっちりなFlyBook V5

  • 底面はわりとごちゃごちゃしている印象だ。手前側がバッテリーとなる

  • FlyBook V5の画面はひねって回転させ、反転させることができる

  • ちょうど液晶が裏返しとなった状態。タッチパネルで操作する

  • 試用機のカラーはシルバー。他にもバリエーションが豊富だ

  • 前方にはなにもインターフェースはないすっきりとした状態だ

  • 背面にインターフェースが集中する。ExpressCardスロットも背面だ

  • 右側面にも端子などはまったくない

  • 左側面にはACアダプターの入力がある

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