“トンガリ”を持った人材が支えるモバゲーとDeNA

鳴海淳義(編集部)2008年01月15日 20時39分
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 モバイルソーシャルネットワーキングサービス「モバゲータウン」が好調を維持し続けている。運営会社であるディー・エヌ・エー(DeNA)の2008年3月期第2四半期(7〜9月)の売上高は前年同期比114%増の63億9900万円。そのうち約半分にのぼる31億3500万円を、モバゲータウンによる売上が占める。

 モバゲータウンの会員数は2007年9月末時点で743万人。中心ユーザー層である10代が夏休みだった2007年8月には月間ページビューが142億PVを突破している。売り上げの内訳は、バナーやキャンペーンサイトなどの広告収入が約20%、成果報酬型のアフィリエイト広告が約45%、アバター販売収入が約35%という構成だ。

 モバゲータウンの成長が事業全体を牽引している形だが、それ以外にも2007年にはいくつかの新サービスが登場した。特にクラブツーリズムと共同で運営するコミュニティサイト「趣味人倶楽部」は、同社の中でも非常に期待感が高いという。

080115_dena1.jpg人事管理部の三原一晃氏

 人事管理部 副部長兼人材開発グループ グループリーダー 三原一晃氏は、「ここ何年間かずっとそうなんですが、2007年も変化に富んだ年だったと思います。事業規模も拡大していますし、社内の人数も拡大していますし、本当に3カ月で見えている景色がどんどん変わってきているというような感触です」と語る。

 2007年末時点でグループ全体の社員数は415名。中途採用はここ2年間連続して100人単位の採用を行ってきた。2008年4月には約50名の新卒社員が入社してくる。

 「中途では営業職が多いです。新卒は理系・文系で分けると、ちょっと特殊で理系がほぼ7割ぐらいです。世の中とちょうど逆転しているぐらいでしょうか。理系が多いのが特徴的かもしれません」(三原氏)

 エンジニアとして働く正社員はグループ全体で50名弱。モバイルのイメージが強いDeNAだが、基本的にPCでもモバイルでもどちらでも書けるエンジニアが多い。2年連続で100人単位で取ってきたが、三原氏はまだ満足できる状況ではないと語る。「もともと事業規模を一気に拡大しようとしていたわけで、やはりサービスを作り込んでいくエンジニアの部隊は、いればいるほどいい。あまりマックス値を設けずに、とにかくたくさんの優秀なエンジニアに集まっていただきたいというのが基本的な採用の指針となっています。つまり、今の成長基調を続けているようであれば、いつまでたっても満足はできないのでしょうけれども、採用ペースは非常に上がってきています」

 採用に至るポイントを聞けば、「腹に一物持ったというか、いつかは起業してやるとか、いつかは自分のサービスを立ち上げてやるとか、何らかの思いのある人たち」を求めているという。

 「誰かの指示に従って仕事をしていればいいやとか、時間を切り売りしてお金に換えていくような仕事の仕方をされているような方だと、多分入られてから相当苦労してしまうし、ミスマッチが生じてしまうので、基本的には自分が主役で何かをやっていきたい人たちを探していますね。多分6割ぐらいの社員は、本気で自分で起業したいと考えているんじゃないでしょうか。」(三原氏)

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