2007年のクリスマス、多くの人々がクールで機能的な真新しい「iPhone」の箱を開けると、すぐさまGoogle.comにアクセスした。
その結果、iPhoneからGoogleの検索サイトへのクエリ数が、市場シェア1位のSymbianベースの携帯電話を使用するユーザーからのグローバルクエリ数を初めて上回った。Googleではこれを「クリスマス・クロスオーバー」と名付けた。
iPhoneの出荷台数が現在市場に出回っているSymbianベースの携帯電話の台数をはるかに下回ることを考えると、この事実は大きい。クロスオーバーはわずか数日で収まったものの、このできごとはiPhoneが通信業界に与える影響力の大きさを見せつけ、ウェブ市場が将来に向け有する可能性を垣間見せることとなった。
Googleのモバイルおよびデベロッパー部門でバイスプレジデントを務めるVic Gundotra氏は先日、CNET News.comの取材に対し「販売台数だけでなく使い方も重要だ」と述べた。「統計から、ユーザーがiPhoneでブラウザを利用していることが分かっている」
iPhoneは携帯電話上でウェブを簡単に低価格で利用することを可能にし、業界に革命を起こした、とGundotra氏は語る。同氏はまた、モバイルデバイス上でPCと同じ体験を可能にするiPhoneのブラウザ用に開発されたウェブアプリケーションを提供していく考えを示した。
Macworld初日となった米国時間1月14日、GoogleはiPhone用ウェブアプリケーション用の新しいユーザーインターフェースを公開した。これにより、「Gmail」や検索機能、「Google Reader」「Google Calendar」「Picasa」などのサービスがこれまでよりも使いやすく、カスタマイズしやすくなる。同社はiPhone用に「iGoogle」も最適化した。
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